病院長挨拶
病院紹介
入院のご案内
外来のご案内
救急・時間外のご案内
外来診療担当表
面会について
医師紹介
診療科紹介
部門・センター紹介
セカンドオピニオン外来
診療実績臨床指標
調達情報
情報公開
バリアフリー情報
健康管理センター
介護老人保健施設
附属看護学校卒業生の方へ
中京病院facebookページ
中京病院公式Youtubeチャンネル
ご寄付のお願いについて
新棟建設基金 ご支援のお願い

大腸がん


大腸とは

 大腸は、食物の消化吸収を行う消化管の最後の部位を占めます。大腸の始まりは右下腹部にある盲腸で、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸S上部、直腸、肛門と続きます。

大腸がん01

大腸がんの発生

 大腸がんの多くは「腺腫」という良性の腫瘍が悪性化して発生します。腺腫の多くは「ポリープ」という腸の内側に盛り上がった形をしており、大腸内視鏡で発見でき、内視鏡で観察しながら切除することができます。こうして大腸がんを予防することができます。 大腸がんの一部は「腺腫」の時期を経ないで正常な粘膜からいきなり発生してくると考えられています。このようながんの多くは平べったい形をしています。早期発見には注意深い観察が必要になります。

大腸がんの発生部位

 大腸がんが最も多く発生するのは直腸とS状結腸で、次いで上行結腸に多く発生します。

大腸がんの広がり

 大腸がんは粘膜の表面から発生し、大腸の壁に次第に深く侵入していきます。進行するにつれてリンパ管に入り込んでリンパ節転移を起こしたり、血管に入り込んで肝転移や肺転移などの遠隔転移を起こします。

大腸がん02

大腸がんの症状

 早期の段階では自覚症状はほとんどなく、進行すると症状が出現します。症状としては血便、下血、下痢と便秘の繰り返し、便が細い、膨満感などが出現します。

大腸がんの検査

 便潜血検査(大腸がんからわずかに出血した血液を検出する検査)を行います。便潜血検査が陽性の場合や、症状などから大腸がんを疑う場合には、大腸内視鏡検査を行います。当院では患者さんの負担が軽く短時間で行える大腸CT検査(CTコロノグラフィー)も多数行っております。 また大腸がんと診断された場合、CT,MRI検査で周辺臓器へのがんの広がりや転移がないかを調べます。

大腸がんの治療

 大腸がんの治療には、内視鏡治療、手術、薬物療法、放射線治療などがあります。 治療法はがんの進み具合(病期)、全身状態、年齢、合併するほかの病気などを考慮して決定します。がんが切除できる場合は、内視鏡治療または手術を行い、切除できない場合は、薬物療法を中心とした治療を行います。

大腸がんの病期(ステージ)

 病期は深達度、リンパ節転移・遠隔転移の有無によって決まります。

0期:がんが粘膜内にとどまる
Ⅰ期:がんが固有筋層にとどまる
Ⅱ期:がんが固有筋層の外まで浸潤している
Ⅲ期:リンパ節転移がある
Ⅳ期:血行性転移(肝転移、肺転移)または腹膜播種がある

治療の選択

0期~Ⅲ期では、主にがんを切除できるかどうかを判断し、切除できる場合には内視鏡治療または手術を行います。切除できない場合には、薬物療法を中心とした治療を行います。Ⅳ期の場合は、治療方法を総合的に判断します。

1.内視鏡治療

 内視鏡を使って、大腸の内側からがんを切除する方法です。治療の適応はがんがリンパ節に転移している可能性がほとんどなく、一括でとれる大きさと部位にある場合です。深達度でいうと粘膜下層への広がりが軽度(1mm)までにとどまっているがんです。 切除の方法には内視鏡的ポリープ切除(ポリペクトミー)、内視鏡的粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)があり、病変の大きさや部位、予測されるがんの広がりの程度などによって治療方法が決まります。

2.手術(外科治療)

 内視鏡治療でがんの切除がむつかしい場合、手術を行います。手術では、がんの部分だけではなく、がんが広がっている可能性のある腸管とリンパ節も切除します。がんが周囲の臓器にまで及んでいる場合には、可能であればその臓器も一緒に切除します。腸管を切除した後に、残った腸管をつなぎ合わせます。腸管をつなぎ合わせることができない場合には、人口肛門(ストーマ:肛門のかわりとなる便の出口)を造設します。 手術は開腹手術と腹腔鏡手術があります。腹腔鏡手術は開腹手術にくらべておなかのきず(創)が小さいため、手術後の痛みが少なく回復が早いという長所がある一方、開腹手術に比べて手術時間が長くなるという短所もあります。

3. 薬物療法

大腸がんに対する薬物療法は、以下の2つがあります。
 a. 手術後の再発を防ぐ目的で行う「補助化学療法」 一般的に、根治切除が行われたⅢ期大腸がんに対して6か月行います。
 b. 手術による治癒がむつかしく、症状を緩和する目的で行う「切除不能・再発大腸がんに対する薬物療法」 手術による治癒が難しいと診断された場合が対象です。がん自体を小さくして手術ができるようにしたり、がん自体の進行を抑え、延命および症状を軽減したりすることを目的として薬物療法を行います。薬物療法で使用する薬剤の組み合わせは複数あり、全身状態、主な臓器の機能、合併症の有無、腫瘍の状態(がん遺伝子の状態など)から治療方針を決定します。

 

当院での大腸手術(外科手術)の件数

2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
開腹手術 62件 47件 56件 64件 59件
腹腔鏡手術 70件 79件 72件 67件 81件

当院での内視鏡手術の件数

2021年
内視鏡的粘膜切除術(EMR) 41件
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD) 13件
PageTop