アブレーション外来
毎週水曜日 15:30
・担当医師は交代制です※医師指定はできません
・本人と御両親に来ていただくのが原則です
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不整脈に対するカテーテル治療
不整脈とは、正常な脈の流れが乱れる疾患で、その症状や重症度・背景は様々です。小児においては、学校健診で見つかる不整脈や、術後の不整脈があり、脈が乱れる、脈が遅い(徐脈)、脈が早い(頻脈)などの症状を呈します。
近年では成人領域を中心に、頻脈に対するカテーテル治療(アブレーション)が積極的に行われておりますが、小児で施行している施設はまだ少ないのが現状です。
当センターのアブレーション
当院では安全に行える基準を 年齢5歳、身長115cm、体重15kg と設定し、小児でも積極的に施行しております。
麻酔をかけて眠ってもらったうえで、大腿静脈より心臓の中に管を通して、電気を流し、心臓の筋肉を焼いて頻脈を起こらないようにします。この治療により、不整脈の根治が可能になり、薬物療法を継続する必要がなくなりました。
近年は、心臓手術成績の向上により、難しい心疾患の方も救命できるようになってきましたし、術後長期にわたり健康に過ごされる方も続々と増えています。そうした中で、術後の不整脈も続発症としてよく問題になってきています。その場合も、積極的にアブレーション治療を導入することで、患者さんのQOL(生活の質)の向上が得られています。
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受診の流れ
この外来にかかるには、他院からの紹介が必要です。初診時に紹介状を持参していただき、ご本人・ご両親に来ていただくことを原則としております。アブレーション治療を希望されている方を対象に、上室性頻拍・心房頻拍・心室頻拍といった頻脈性不整脈に対して、アブレーションの具体的な方法や危険性などを説明いたします。説明を受けていただいた上で、希望されれば治療の予定を立てていきます。