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心臓外科の手術入院


入院から退院までの流れは?

手術決定まで

大部分の患者様は、他院あるいは当院の小児循環器科、循環器内科などで診断が確定したあとに心臓血管外科に紹介となることが多いと思います。当院の小児循環器科、循環器内科を受診されたのちに手術となる場合には、小児循環器科、循環器内科と心臓血管外科との合同のカンファレンス(会議)にて、まず手術治療が良いかどうかを議論し、決めることになります。他院からのご紹介の場合も、必要な検査があれば当院でさらに追加検査したうえで、合同カンファレンスで手術の適応を最終決定することになります。

心臓外科を受診されるまでに、ひととおり検査は済んでいることが多いですが、手術をより安全におこなうために、手術に備えての検査(胸部CT、頭頸部や胸部のMRI、頸部超音波検査、心臓超音波検査など)を追加させていただくことがあります。また、他院で心臓血管カテーテル検査を行っている場合、ときに確認のため再度当院で心臓血管カテーテル検査が必要となることもあります。

これらの検査結果を評価した上で、手術の総合的な危険性と、手術を行った場合の長所を比較し、手術を行った方がよりよい選択という判断になった場合に最終的に手術という決定になります。



手術の説明などのための外来受診

手術決定後は、外来または、入院後の場合は病棟にて、手術の説明をさせていただき、同意書をお渡しすることになります。同意書には、手術の内容についての説明のほか、目的や合併症の危険性などが含まれます。そのほか、一般的に輸血に関しての同意書などが必要となります。

手術などの説明は、できるだけわかりやすく、丁寧にご説明するよう心がけておりますが、もし疑問があれば遠慮せずご質問ください。

また、手術の説明には、成人であってもご本人以外に最低一人はご家族か、近いご親類に同席をお願いいたします。小児の場合は、ご両親ともできるだけ近い近親者に同席をお願いいたします。しかし、どうしてもそれが難しい場合には、ご相談ください。

手術の説明を聞かれた後は、ご自宅でもゆっくり同意書を読んでいただき、もし疑問点があれば再度外来受診をして質問をしていただいたりして、よく理解、納得されたうえで同意書に署名をしてください。同意書の提出は、入院時で結構です。また、入院後でも病棟のスタッフをとおして質問していただくことも可能ですが、手術までに時間があまりない場合には、ご希望の時間に説明できないことはありますのでご了承ください。ご署名いただいた同意書は、入院後に電子カルテに読み込ませたのち、お返しいたします。

病気によっては、輸血を減らすために、前もって自己血貯血(自分の血液を手術までに貯めておくこと。)を行っています。貧血がないこと、体重が20 kg以上程度あること、採血中おとなしくしていられること(通常小学生以上)、貯血により心臓の症状が悪化する恐れがないこと、原則お薬を内服されていないこと、などが条件になってきます。

また、入院に関する諸々のご説明を、外来の事務員よりさせていただきます。



手術まで

入院は、通常手術の平日の二日前を基本にしていますので、月曜日、火曜日の手術の場合には前の週の木曜日、金曜日に入院していただくことを原則にしております。体調に問題がなければ、休日は一時的に外泊していただくことも可能な場合がありますので、ご希望があれば主治医や病棟のスタッフにご相談ください。

入院後は、手術直前に必要な検査(血液検査、胸部レントゲン写真、心電図、心臓超音波検査)などを行います。また、集中治療室や手術室の看護師から、説明があります。



手術後

たいていの手術では、術後に集中治療室に入ります。通常一泊から数日、経過によってはそれ以上滞在したのち、一般病棟または、新生児乳児心臓治療室(NICCU)に移り、さらなる体調の回復、退院を待つことになります。疾患によっては、退院前にもう一度、循環器科や小児循環器科で確認の心臓カテーテル検査などを行うことがあります。



退院後

退院後は、通常1、2回心臓血管外科外来を受診していただき、創などの確認をしたのち、引き続き手術前にかかっていた病院や医院、あるいは当院の小児循環器科や循環器内科に通院していただくことになります。その後も長期に通院が必要かどうかは、病気により様々です。



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