胎児心エコー外来
毎日 10:00~12:00頃
・担当医師は交代制です※医師指定はできません
・曜日によって検査時間は異なります。
・産婦人科 妊婦外来 も同時に受診します。
・夫(パートナー)や家族にも立ち会っていただく事をお勧めしております。
>予約はこちら「医療関係者の方へ」
胎児心エコーとは
お母さん(母体)のお腹の中にいる内に、赤ちゃん(胎児)の心臓の構造異常・機能異常・脈の異常などを詳細に調べる検査です。母体と胎児にとって、より良い分娩時期・分娩様式・分娩施設の計画をしていくための始まりにあたる検査になります。
生まれたあとの赤ちゃんは、自分で呼吸を行って全身に酸素血液を供給します。胎児の段階では自分の肺ではなく、お母さんとつながる胎盤から酸素血液をうけている点で、”異なった”循環をおこなっています(胎児循環)。そのため、胎児の時点で全ての心臓異常が検出できるわけではありません。しかし、生後まもなくから治療介入を要する心臓病が見つかったときは、事前に治療チームを準備しておくことで、赤ちゃんのその後に大きく貢献します。
センターの活動
胎児の心臓病スクリーニング(レベルⅠ)は、妊婦さんが普通に受診されている施設の多くで行われます(開業医から大学病院まで、幅広い施設で行われています)。そこで異常が疑われると、当センターへ御紹介いただく形をとっております。
当センターは、日本胎児心臓病学会の定める「胎児心臓超音波 専門施設」として活動しており、年間 120-140件の検査を行っています。検査は、小児循環器医師(胎児心エコー図認証医)が直接おこなっております。
胎児コンシェルジュによるサポート
「赤ちゃんに心臓病の可能性がある」
当センターを受診されるときは、皆さん不安や疑問をいっぱい抱えて来院されると思います。お母さんをはじめ、赤ちゃんの家族となる皆さんが、赤ちゃんのこと・心臓病のことを、ひとつひとつ正しく知っていくことが胎児心臓病診療のスタートになります。
皆さんの受け止めをサポートする目的で、「胎児コンシェルジュ」(看護師)が立ち合います。検査には、お母さん1人でなく、夫(パートナー)や家族にも立ち会っていただくことをお勧めさせて頂いております。
受診の流れ
この外来は、他院からの紹介により受診できます。
紹介先の病院からもらった書類(紹介状や案内票)をもって、来院してください。
胎児心エコーについて紹介されているホームページをリンクしました。
- 日本胎児心臓病学会(JSFC)一般の方へ出生前診断の説明があります