成人先天性心疾患外来
毎週木曜日 9:00~12:00
・担当医師は交代制です※医師指定はできません
・診察前に必要な検査をうけてもらいます。
・血液検査・心エコーは時間がかかります。
・診察時間が予約と大幅にずれることもあります、お時間に余裕をもってご来院ください。
>予約はこちら「医療関係者の方へ」
当センターのACHD外来 (Adult Congenital Heart Disease 外来)
生まれつき、あるいは小児期に心臓病をもつ患者さんは、一部の疾患を除いて一生その病気と付き合っていかなくてはなりません。最近では、外科手術や内科管理の進歩により、小児期に心臓手術を受けられた方が成人になるケースが増えました。当センターでも、小児科の待合室に大人が座っている光景は珍しいものではなくなりつつあります。
この医療の進歩はこれからも伸ばしていきたいものですが、次なる課題も生まれました。
”大人になっても元気であり続けるにはどうすればよいか”
大人になれば病気になる機会は増えます。それは心臓病の人にも同じく起こることです。小児期は「どう成長していくのか」に注目し観察・サポートを続けて参りましたが、これからは「どう加齢していくのか」が大事になります。
当センターの成人先天性心疾患外来は、小児循環器科医によって運営されています。小児科医療ではカバーできない成人の問題につき、主に成人の病気を診ることが多い他科の先生方へ橋渡しをする場として、この外来は設立されています。
受診される患者さんに知っておいて頂きたいこと
患者さんご自身が診察を受けてください
親同伴で診察を受ける習慣から抜けられない方がおられます。自分の健康・病気について判断するのは自分です。この外来では、ご自身で診察室に入ることができない場合を除き、まずは患者さんお一人でお入りください。家族も聞くべき大事な話があるときは、その時点で診察室に入っていただきます。
自分の病名を言えるようにしてください。
大人になり、生活様式も様々に変化します。生涯、1つの病院、1人の主治医で済むことは通常ありえません。自分が病気で困ったときに、親や中京病院の医師が必ずそばにいるわけではありません。この機会に家族や担当医に尋ねてみてください。
病気について知りたい方はこちら
医療は日進月歩と認識してください
成人先天性心疾患の領域は、まだ分からないこと・これから分かってくることがたくさんあります。この地域の医療体制も変革の最中にあります。受診のたびに変化を実感され戸惑われる方も多いと思いますが、我々も日々精進しております。共に柔軟に対応していきましょう。
成人先天性心疾患について紹介されているホームページをリンクしました。
- 成人先天性心疾患学会(JSACHD)患者Q&Aにさまざまな情報があります
- JSACHD学会ビデオセミナー市民向けビデオが公開されています
- 日本循環器学会プレスセミナー2013年第7回セミナーにACHDの概要が分かりやすくまとまっています