1.当院は、厚生労働大臣の定める基準に基づいて診療を行っている保険医療機関です。
2.入院基本料について
病棟種別 | 看護体制 | 急性期看護補助体制 |
---|---|---|
急性期一般入院料1 | 7対1 | 25対1 |
(日勤、夜勤あわせて)入院患者7人に対し1人以上の看護職員を配置しております。(救命救急センター、ICUを除く)最新の看護配置につきましては、各病棟に詳細を掲示しておりますのでご参照ください。病棟看護配置(令和7年5月1日現在)
3.入院診療計画、院内感染防止対策、医療安全管理体制、褥瘡対策、栄養管理体制、意思決定支援及び身体的拘束の最小化について
当院では、入院の際に医師を初めとする関係職員が共同して、患者さんに関する診療計画を策定し、7日以内に文書によりお渡ししております。また、厚生労働大臣が定める院内感染防止対策、医療安全管理体制、褥瘡対策、栄養管理体制、意思決定支援及び身体的拘束の最小化についての基準を満たしております。
4.DPC対象病院について
当院は、入院医療費の算定にあたり、包括評価と出来高評価を組み合わせて算定する『DPC対象病院』となっております。(令和7年6月現在)
基礎係数 | 1.0718 |
---|---|
機能評価係数Ⅰ | 0.3648 |
機能評価係数Ⅱ | 0.0865 |
医療機関別係数 | 1.5231 |
5.明細書発行体制について
医療の透明化や患者さんへの情報提供を推進していく観点から、領収書の発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の判る明細書を無料で発行しております。また、公費負担医療の受給者で医療費の自己負担の無い方についても、明細書を無料で発行しております。
明細書には、使用した医薬品の名称や行われた検査の名称が記載されるもので、その点をご理解いただき、ご家族が代理で会計を行う場合のその代理の方への発行を含めて、明細書の発行を希望されない方は、会計窓口にてその旨お申し出ください。
6.当院は、東海北陸厚生局に下記の届出を行っております。
1)入院時食事療養費(Ⅰ)を算定すべき食事療養の基準
当院は、入院時食事療養費に関する特別管理により食事の提供を行っております。療養のための食事は、管理栄養士の管理の下に適時(朝食 午前8時、昼食 午後0時、夕食 午後6時)適温で提供しております。
また、予め定められた日に、患者さんに対して提示する複数のメニューから、お好みの食事を選択できる「選択メニュー」を実施しております。
詳細は「入院時食事療養費」をご参照ください。
2)基本診療料の施設基準等に係る届出・特掲診療料の施設基準等に係る届出
詳細は「施設基準届出一覧」をご参照ください。
7.保険外負担に関する事項について
当院では、個室使用料、証明書・診断書などにつきまして、その利用に応じた実費のご負担をお願いしております。
1)特別療養環境の提供
詳細は「部屋タイプ別装備品」をご参照ください。
2)診断書・証明書及び保険外負担係る費用
詳細は「保険外負担一覧表」をご参照ください。
3)初診・再診に係る費用の徴収
他の保険医療機関からの紹介によらず、当院に直接来院した場合については初診に係る費用として7,700円を徴収することになります。ただし、緊急その他やむを得ない事情により、他の保険医療機関等からの紹介によらず来院した場合は、この限りではありません。
また、再診患者さんの中で病状が安定し、診療所への紹介を受けた患者さんが、かかりつけ医の紹介無しに再受診された場合、あるいは「かかりつけ医」への紹介を当院より申し出たが引き続き当院にて診察を希望された場合(紹介状交付の有無に関わらず)につきましては、再診料のほかに保険外併用療養費として3,300円を徴収することになります。
この費用は、病院と診療所の機能分担を推進する観点から、自己の選択に係るものとして、初診料を算定する初診に相当する療養部分についてその費用を徴収することが出来ると定められたもので、特定機能病院及び200床以上の地域医療支援病院に義務付けられております。
8.厚生労働省が定める手術≪医科点数表第2章第10部手術通則第5号及び第6号に掲げる手術≫の施設基準に係る実績について(令和5年1月~12月)
詳細は「施設の手術基準に該当する手術件数」をご参照ください。
9.後発医薬品(ジェネリック医薬品)について
当院では、後発医薬品(ジェネリック医薬品)を積極的に採用しております。
また 、医薬品の供給不足等が発生した場合に、治療計画等の見直し等、適切な対応ができる体制を整備しております。状況によっては、患者さんへ投与する薬剤が変更となる可能性がございます。ご不明な点がございましたら、主治医又は薬剤師にお尋ねください。
詳細は「後発医薬品の使用推進について」「医薬品の使用について」 をご参照ください。
10.禁煙外来(ニコチン依存症管理料)に係る院内掲示
当院はニコチン依存症管理料の届出を行っており、禁煙の為の治療的サポートをする禁煙外来を行っています。
11.院内トリアージ実施料の算定に係る院内掲示
当院は院内トリアージ実施料の届出を行っており、夜間、休日または深夜において、受診された初診の患者様(救急車等で緊急に搬送された方を除く)に対して、来院後、速やかに緊急性について判断をした場合、診療にかかる料金に「院内トリアージ実施料」を算定させて頂いております。
12.外来腫瘍化学療法診療料に係る院内掲示
当院では、本診療料を算定している患者から電話等による緊急の相談等に 24 時間対応できる連絡体制を設けています。
急変時等の緊急時には、各専門領域との迅速な連携によるチーム医療での対応を行っており、実施される化学療法のレジメン(治療内容)の妥当性についても委員会で評価、承認を実施しています。
詳細は「薬物療法センターのご案内」をご参照ください。
13.入退院支援(入退院支援加算、入院時支援加算)に係る院内掲示
当院では、患者さんが安心・納得して退院し、早期に住み慣れた地域で療養や生活を継続できるように、施設間の連携を推進し退院のご支援を実施しております。詳細については、各病棟に掲示および「地域医療連携・相談室」のページをご参照ください。
14.患者さんの相談窓口(患者サポート体制充実加算)に係る院内掲示
当院では、患者さんからのあらゆる相談に幅広く対応するための医療相談窓口を設置しています。看護師、医療ソーシャルワーカーがお話をおうかがいし、院内の各部署や院外の医療・介護関係者と連絡を取り合い、問題解決に向けて対応させていただきます。ご相談は、患者さん、ご家族等どなたでも可能です。また相談されたことにより不利益を受ける事はなく、プライバシーの保護を遵守します。当院1階の「地域医療連携・相談室」受付までお申し出ください。
15. 医師事務作業補助体制加算について
当院では、病院勤務医の負担の軽減及び処遇の改善として、医師事務作業補助者の外来/病棟診療補助や他職種との業務分担に取り組んでいます。
16.急性期看護補助体制加算について
当院では、看護職員の負担の軽減及び処遇の改善として、看護職員と他職種との業務分担、看護補助者の配置、短時間正規雇用の看護職員の活用、妊娠・子育て中・介護中の看護職員に対する配慮、夜勤負担の軽減等に取り組んでいます。
17.病院職員等の負担の軽減及び処遇の改善に関する事項
当院では、下記項目を含めた病院職員等の負担の軽減及び処遇の改善に向けたさまざまな取り組みを実施しております。
- 外来縮小の取組み
- 医師と医療関係職種における役割分担に対する取組み
- 医療関係職種と事務職員等における役割分担に対する取組み
- 医師の負担軽減に対する取組み
- 看護職員の負担軽減に関する取組み
詳細は「令和6年度 勤務医の負担軽減に対する取組」をご参照ください。
18.医療DXの推進について
1)医療情報取得加算
オンライン資格確認等システムを導入し、薬剤情報や特定健診情報、その他必要な情報の取得・活用にかかる評価を目的としています。
※マイナ保健証によるオンライン資格確認等の利用にご協力ください
初診時 | 再診時 | |
---|---|---|
マイナ保険証利用無し | 3点 | 2点 |
マイナ保険証利用あり | 診療情報取得に同意あり 1点 /同意なし 3点 | 診療情報取得に同意あり 1点 /同意なし 3点 |
2)医療DX推進体制加算
- ①電子請求 ②電子資格確認 ③電子資格確認により取得した診療情報の閲覧・活用 ④電子処方せん オンライン資格確認システムにより取得した①~④の診療情報等を活用して診療を実施いたします。
- 医療DXを通して質の高い医療を提供できるように、マイナ保険証の推進に取り組んでおります。
- 電子カルテ情報共有サービスなどの医療DXに係る取り組みを推進いたします。
尚、これらの取り組みに関しては、今後計画的に随時進めてまいります
初診時:医療DX推進体制整備加算(マイナ保険証の利用率により1ヶ月毎に変更となります)
19.一般処方名加算について
当院では、後発品のある医薬品について、特定の医薬品名を指定するのではなく、薬剤の成分をもとにした一般名処方を行う場合があります。特定の医薬品の供給が不足した場合であっても、一般処方名によって患者さんに必要な医薬品が提供しやすくなります。
20. ハイリスク分娩管理加算
○年間分娩数:146件(2024年1月1日~12月31日)
○産婦人科医師:5名
○助産師:15名
21. 栄養サポートチーム(NST)
当院では、栄養状態の悪い患者様に対し、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士等、さまざまな職種のメンバーにより、適切な栄養管理を行い、全身状態の改善に取り組んでいます。
詳細ついては、【栄養サポートチーム】をご覧ください。
22. 緩和ケアチーム
当院では、緩和ケアチームが主治医と協力しながら病気に伴うつらい症状である痛み、呼吸困難などの治療と共に気持ちのつらさへの対応を行う体制を整備しています。
詳細については、【緩和ケアチーム】をご覧ください。
23. 歯科医療医療安全対策
当院では歯科医療に係る医療安全管理対策について下記のとおり取り組んでおります。
•緊急時の対応、医療事故対策等の医療安全対策に係る研修を修了した歯科医師が
常勤しております。
•医療安全管理、医薬品業務手順等、医療安全対策に係る指針等の策定をしております。
•安全で安心な歯科医療環境を提供するため「AED、パルスオキシメーター、酸素、血圧計、救急蘇生セット、歯科用吸引装置」を設置しております。
•緊急時は、医科医師と連携し対応しています。
24. 歯科医療感染対策
当院では、歯科外来診療における感染対策に十分な体制の準備、十分な機器を有し、
下記のとおり院内感染防止に努めております。
•歯科外来診療の院内感染防止対策について研修を受けた歯科医師が常勤しております。
•院内完全防止対策について従業者への研修を実施しております。
•口腔内で使用する歯科医療機器等について患者様ごとの交換や、専用の機器を用いた洗浄・滅菌処理を徹底する等十分な院内感染防止対策をしております。
•歯科用吸引装置等により、歯科ユニット毎に歯の切削時等に飛散する細かな物質を吸引できる環境を確保しております。
その他
・当院は、安全な医療を提供するために、医療安全管理者等が医療安全管理委員会と連携し、より実効性のある医療安全対策の実施や職員研修を計画的に実施しています。
・当院では、感染制御のチームを設置し、院内感染状況の把握、抗菌薬の適正使用、職員の感染防止等をおこない、院内感染対策を目的とした職員の研修を行っています。また、院内だけにとどまらず、地域の高齢者施設や病院の感染防止対策の知識の向上のための活動を行っています。
・当院は、個人の権利・利益を保護するために、個人情報を適切に管理することを社会的責任と考えます。個人情報保護に関する方針を定め、職員及び関係者に周知徹底を図り、これまで以上に個人情報保護に努めます。
・当院では、患者さんが安心・納得して退院し、早期に住み慣れた地域で療養や生活を継続できるように、施設間の連携を推進し退院のご支援を実施しております。
・当院では、屋内外を問わず、「病院敷地内全面禁煙」となっておりますのでご理解とご協力をお願いします。
・当院は、厚生労働省指定の臨床研修病院です。指導医の指導・監督のもと、初期研修医が外来・病棟等で診療を行っております。また、看護師や薬剤師など様々な職種の実習生を受け入れている施設でもあります。日本の未来を担う医療職を養成するために、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。