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心房中隔欠損(ASD)


概要
心臓は4つの部屋(右心房、右心室、左心房、左心室)にわかれ、右心房と左心房の間を隔てる筋肉の壁を心房中隔といいます。心房中隔欠損は、この壁に孔(あな)が開いている状態です。先天性心疾患はおよそ100人に1人(1%)で起こると言われています。ASDはその先天性心疾患の中の大体7%を占めています。
症状・自然経過
ASDは、幼児、小児期にはほとんど無症状で経過することが多く、健診の心電図異常や心雑音から診断がつくことはよくあります。また、症状として現れる場合でも、体重が増えない・他の子より小柄である・走ると息切れしやすい・風邪をひきやすいなど、あまりはっきりしないものが多く、一見普通の子供と変わらず見逃されやすいです。病気が進むと、脈の乱れ(不整脈)、肺血管の病気(肺高血圧症)、心臓の弁の病気(心臓弁膜症)といったことが起きますが、小児期は稀です。

非常に大きな欠損の場合や、他の心疾患/肺疾患を合併している場合は、幼児期から心不全症状を来すこともあります。逆に小児期を無症状で過ごしても、治療適応のある欠損を放置している場合は、成人期、中年期になんらかの症状が出現してくることが多いです。女性の場合は妊娠・出産を契機に発症することもあります。


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