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眼瞼下垂
緊張型頭痛(日本人の頭痛の半数を占める)が眼瞼下垂から引き起こされることが、近年わかってきました。
眼瞼下垂とは?
私たちがまぶたを開けるときには、眼瞼挙筋という眼の奥の方にある筋が働きます。この筋と瞼板(上まぶたにある硬いもの)を腱膜という薄い組織がつないでいます。この腱膜がまぶたの皮膚にまで付いていると、まぶたを開けたときに二重まぶたになります。この腱膜と瞼板の結合は弱く、様々な原因ではずれてしまうことがあります。この結合がはずれてしまうと眼瞼下垂が生じるのです。最近、コンタクトレンズ装用を継続することによって眼瞼下垂が多発しています。他に眼瞼下垂とよく似た症状に加齢により皮膚がたるんでしまう皮膚弛緩症や、アジア人ならではの一重まぶたも頭痛、肩こりの原因になります。
眼瞼下垂だと?
眼瞼下垂だと眼瞼挙筋が作用しないため、まぶたを開けるために眉毛を持ち上げてものを見ようとします。眉毛を持ち上げる筋肉は、前頭後頭筋といいます。ものを見るためにいちいち前頭後頭筋を使用するため頭痛が生じます。眉毛を持ち上げる代わりにあごを突き出して上目使いになる人も、あごをあげる僧帽筋を酷使して肩こりが生じます。
手術方法
手術は、局所麻酔で行います。 まぶたの皮膚を切開し、はずれてしまった腱膜と瞼板を再固定します。 また、あわせてたるんだ皮膚も切除します。その結果、二重まぶたになります。
手術後はしばらくまぶたがかなり腫れますが、ものを見ることはできるので、日常生活には差し支えありません。 頭痛、肩こりの症状改善の程度は、個人差があります。
治療費、治療日数など手術および手術前の検査、手術後の抜糸や診察などは全て健康保険が適応できます。健康保険の種類やその後の通院回数により金額は異なりますが、大体5万円~7万円程度です。
治療の経過
手術の約2週間前に簡単な血液検査を外来で行い、体に異常がないことを確認します。
手術は1泊2日の入院で行っています。入院していただくのは手術後の安静、冷却、その他手術後の出血などのトラブルにすぐに対処できるようにするためです。 1日目の午前10時に入院していただき、手術は午後13時から順次始めます。 手術時間は1時間程度です。 手術後は病室で安静にしていただき、アイスノンで冷却します。トイレ歩行や売店に行くことなどは可能です。 2日目の朝10時に診察し、退院となります。
手術後1週間後に外来にて抜糸します。問題なければこれで治療は終了です。

