脳卒中センター

診療・各部門

対象疾患

脳卒中センターでは、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳血管障害(脳卒中)の診療にあたっています。脳神経外科、神経内科、リハビリテーション等多職種による多面的な視点から治療方針を決定しています。脳卒中は地域全体で医療にあたる地域連携診療が推進されている疾患のため、当院でも早期より取り組んでおります。

治療内容

専門医を中心として、脳卒中の治療経験豊かな医師が脳卒中で入院された患者さんの治療を担当します。脳卒中に関連する多職種が参加するカンファレンスを平日は毎日行っており、脳卒中の患者さんは全例このカンファレンスで検討しながら方針を決定し、内科的および外科的な治療を進めます。また急性期のリハビリテーションを、通常は当日から翌日までに開始することを原則とし、廃用の予防、早期の回復を目指しています。
急性期を乗り切られても、麻痺など障害を残した場合は、リハビリの連携パスを利用し、なるべく早くリハビリの専門病院に移っていただき、じっくりリハビリに取り組んでいただくようにしています。スムーズな連携を行えるようリハビリの専門病院のスタッフの方々とも定期的に連携会を行っています。
脳梗塞の治療としては、超急性期のt-PAによる血栓溶解療法を早期に導入し、各種急性期治療とともに予防に力を入れています。また、脳出血、くも膜下出血など脳卒中の外科的治療にも積極的に取り組んでおり、多数の経験を持っております。(各疾患の治療内容・治療実績は 「脳神経外科」「脳神経内科」 へリンク)

治療実績

虚血性脳卒中(脳梗塞、一過性脳虚血発作(TIA))は年間約300例。t-PAによる血栓溶解療法はこれまで40例以上行い、開発試験同様の良い結果を得ています。出血性脳卒中(脳出血、くも膜下出血)は年間約130例です。

当センターの学会施設認定

日本脳卒中学会専門医教育病院

脳卒中センター長  池田 公 ( 副院長、脳神経外科 )
副センター長    藤城 健一郎 ( 脳神経内科 )