手術部

診療・各部門

手術部の紹介

 手術部は、本館4階に位置します。手術室数は13部屋(バイオクリーンルームが1室)で手術台は14(現在は13床です)床あります。外科系14の診療科において局所麻酔の小手術から全身麻酔の大手術まで、さまざまな手術が行われており、年間の7000~8000件の手術を行っています。このうち全身麻酔下の手術を2600~3000件に行っています.対象の患者様の年齢も新生児から高齢者までさまざまで、医師・麻酔医師・看護師・臨床工学士のチームで協力し合い、「安全で安心できる手術の提供ができる」を目標に手術に臨んでいます。また、疾患や手術内容によっては保険診療の範囲内で、短期滞在手術*(外来日帰り手術)も眼科を中心にその他の診療科も含めて行っています。

 また、当院は国の指定した地域がん診療連携拠点病院であり、特にがん診療に力を入れています。頻度の高い胃がん、大腸がん、乳がんはもちろんのこと、比較的頻度の低い他のがんにおいてもガイドラインに則った標準的手術を行っています。そして、胆石や胆嚢炎だけではなく食道がん・胃がん・大腸がん・虫垂炎・ヘルニアなどにも腹腔鏡手術を行っています。虫垂炎では単孔式腹腔鏡下虫垂切除を行い整容性にも配慮しています。成人ソケイヘルニアにおいても鏡視下の経腹的アプローチ(TAPP)だけでなく腹膜外アプローチ(TEP)も行っているため下腹部の開腹手術既往がある患者さんに対しても鏡視下手術が可能であります。小児ソケイヘルニアも小児外科医の参加により鏡視下手術を導入しています。乳腺においても条件があえば自家移植による一期的乳房再建やインプラントによる二期的再建なども行っています。ロボット支援下手術としてダビンチが導入されロボット支援下で前立腺全摘手術/腎部分切除/膀胱全摘術/婦人科子宮全摘術などを行っています。脳外科領域では脳外科ナビゲーションシステム**を更新して高難度な脳腫瘍手術を行っています。

単孔式腹腔鏡下虫垂切除術 ロボット支援下前立腺全摘除術
 

 2017年4月より周術期管理外来を行っています。これは周術期合併症のリスクのある手術を受けられる消化器がん患者さまを対象とした術前外来です。主に外科,麻酔科、 歯科口腔外科、手術看護師、薬剤師,栄養士、リハビリ療法士が担当しています。手術全般を熟知している手術室看護師が術前に関わることで、周術期に関する問題の早期解決と、よりよい手術時の看護計画の立案につながり、安全な手術の提供につなげられます。また、術前の患者さまの不安な気持ちを受け止める事で、安心につなげられる事を目標としています。

 中京病院手術部は手術部運営委員会を開催し、各診療科医師と共に安全で効率よい手術室運営について検討と実践・評価をしており、その成果のひとつであると思います。 年々、新しい術式も増えており、医師・看護師ともに専門的知識・技術の習得に学習の毎日です。

トピックス

*短期滞在手術(外来日帰り手術)

 入院の必要はなく手術を受けた後、専用の回復室で休んでいただきます。医師の指示のもと、症状の安定が確認されれば、外来で術後の注意点の説明を聞いて、ご自分で歩いてご帰宅となります。

回復室コーナー
 
**脳外科ナビゲーションシステム

 術中ナビゲーションシステムとは車のカーナビのようなもので、術者が使用する手術器具と病変部位との客観的な位置情報をリアルタイムの画像で提供するシステムです。今回新たに装備されたナビゲーションシステム(StealthStation S8)は、光学式と磁場式のトラッキング方式を搭載しています。腫瘍切除/脊椎除圧や固定術/脊椎固定や骨盤固定/椎体形成術/仙骨形成術などに対応しています。従来より、多くの術式に対応できるようになっただけでなく、更に信頼性の高い術中判断が可能となり、手術時間の短縮及び手術をより安全に行う事が出来るようになりました。

脳外科ナビゲーションシステム
 

手術部スタッフ(2022年8月1日現在)

  • 常勤麻酔医:10名 非常勤麻酔医:9名
  • 看護師:35名(手術看護認定看護師:3名 周術期管理チーム看護師:2名 手術看護実践指導看護師・感染管理認定看護師:1名)
  • 受付事務員:2名
  • 看護助手:14名
  • 臨床工学士:9名

特定行為研修修了看護師たちが麻酔助手を行い、麻酔開始を補助しています。このほか、中央材料室・診療材料供給部門・薬剤部門・清掃業務職員など、さまざまな人たちに支えられて手術室は運営されています。

各診療科手術件数

手術件数