診療・各部門
ごあいさつ
当院麻酔科医師は、手術中の患者さんを守ることを主な仕事としています。手術を受ける患者さんは不安や恐怖、そして痛みという大きなストレスにさらされます。私達は麻酔の薬を使って患者さんに眠っていただき、痛みを感じないような手技や薬でこれらのストレスから患者さんを守ります。
しかし、麻酔を行うことで本来患者さんが持っている生命を維持する機能が不安定になることがあります。この時私達は色々なモニターからの情報と自らの五感(多くは視る、聴く、触る感覚)を駆使した総合判断をすぐに行い適切な対応を行って患者さんの生命を安全に守ります。また、手術を行う外科医が安心して手術に集中しやすい状況をつくります。 これにより手術が安全に確実に早く行われれば、患者さんのためになるからです。もし、大出血し外科医や手術室内の皆がパニックに陥った時、私達が冷静に対応し外科医が出血を止めることに集中できる状況をつくれば、結局出血量が少なくてすむことにもなります。
患者さんが麻酔で眠っている間、私達はこのようにして患者さんの命を守っています。多くのモニターからの情報は正しいのか、そうでないのかの判断力、麻酔科医に求められる優れた技術(職人の技)を磨くため日々修練しています。少ない人員で日々の業務は大変ですが患者さんの手術を支える縁の下の力持ちだと自負しながら毎日頑張っています。
麻酔科の特色
中京病院では様々な診療科が外科手術を行っています。その周術期医療を支えるのが麻酔科医であり、新生児から高齢者、小児心臓手術や重症熱傷、脳血管手術、内視鏡手術など特殊な疾患に対しても対応しています。近年は末梢神経ブロックをはじめとし鎮痛薬の多様的投与により、従来から行われてきた硬膜外麻酔のできない症例でも効果的な術後鎮痛を考えて診療にあたっております。
診療実績(2017年)
麻酔科管理症例数 2,932件(うち全身麻酔管理症例数 2,885件)
医師スタッフ紹介
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