形成外科 手、足の外傷

診療・各部門

切断指、再接着術

1. 再接着術とは

手や足が切断された場合、その断端どうしをただ縫っただけでは、切断された組織に血液が行かないので、その先は壊死します。そこで切れた血管をつないで、先の組織まで血液を循環させて生着させようとする手術を再接着術といいます。これが手指の場合、細かい神経、血管、腱が走行しており、切断指はこれらの組織が損傷を受けている再には、顕微鏡下の手術での修復が必要です。切断指はすみやかに再接着術をしなければ、生着率は徐々に低下します。 手術が成功しうまく血液が流れ、術後1週間ほど循環が安定すれば、生着したといえるでしょう。

2. 生着に影響する要因

鋭利な刃物で切れたり、鈍的な物にはさまれたり、引きちぎられたり、あるいは手袋が脱げるように皮膚がとれる特殊な傷もあります。後に掲げた例ほど再接着が難しくなります。これに加えて、傷を受けてからの時間、切断指の保存状態、合併損傷の有無、年齢、喫煙歴、そして術者の技量などが生着するか否かに影響します。状況によっては再接着が不可能な場合もあります。

3. リハビリテーション

生着したとしてもこれで治療は終了ではありません。機能回復のためリハビリテーションが必要で、根気よく続けなければ、機能的な面での改善は難しいです。軽い他動運動から始め、自動運動へと進みます。 切断後はしばらく指のしびれや寒さに敏感になることがあります。
切断指に対する再接着術は緊急を要します。また高度な技術、設備が整っている施設でのみ対応可能です。当院では24時間体制で名古屋市のみならず、市外下の切断指の再接着術に対応しています。術後のリハビリテーションについても作業療法士による適切な訓練を受ける事ができます。