診療・各部門
転倒・転落発生率、転倒・転落による損傷発生率 2017年~2021年
- 日本病院会QIプロジェクトの定義・計算方法:当院値も同様
【転倒・転落発生率】
分子:医療安全管理室へインシデント・アクシデントレポートが提出された転倒・転落件数
分母:入院延べ患者数
分子包含:介助時の転倒・転落、複数回の転倒・転落
分子除外:訪問者、学生、スタッフなど入院患者以外の転倒・転落
【損傷発生率】
分子:医療安全管理室へインシデント・アクシデントレポートが提出された転倒・転落件数のうち損傷レベル 2及び4以上の転倒・転落件数
分母:入院延べ患者数
分子包含:介助時の転倒・転落、複数回の転倒・転落
分子除外:訪問者、学生、スタッフなど入院患者以外の転倒・転落
【損傷レベル】
1 |
なし |
患者に損傷はなかった |
2 |
軽度 |
包帯・氷・創傷洗浄・四肢の挙上・局所薬が必要になった、あざ・擦り傷を招いた |
3 |
中軽度 |
縫合・ステリストリップ・皮膚接着剤・副子が必要になった、 または筋肉・関節の挫傷を招いた |
4 |
重度 |
手術・ギプス・牽引が必要となった、骨折の招いた、 または神経損傷・身体内部の損傷の診察が必要となった |
5 |
死亡 |
転倒による損傷の結果、患者が死亡した |
6 |
UTD |
記録からは判定不可能 |
誤薬発生率、誤薬による障害発生率 2017年~2021年
- 当院値の定義・計算方法:(参考)日本看護協会DiNQLの定義・計算方法
【誤薬の定義】
誤薬とは、薬剤間違い・与薬量間違い・患者間違いなどの内容は問わず、
看護補助者を含まない看護職員による与薬に関するエラーである。
【誤薬発生率】
分子:医療安全管理室へインシデント・アクシデントレポートが提出された誤薬件数
分母:入院延べ患者数
分子除外:医師や薬剤師など他職種の誤薬
【障害発生率】
分子:医療安全管理室へインシデント・アクシデントレポートが提出された誤薬件数のうち障害レベル2及び3以上 の誤薬件数
分母:入院延べ患者数
分子除外:医師や薬剤師など他職種の誤薬
【障害レベル】
レベル |
障害 継続性 |
障害 程度 |
内容 |
0 |
|
エラーや医薬品の不具合が見られたが患者に実施されなかった |
|
1 |
なし |
なし |
誤薬により何らかの影響を及ぼした可能性はあるが実害はなかった |
2 |
一過性 |
軽度 |
誤薬が見られたが処置や治療は行わなかった(バイタルサインの軽度変化、観察の強化、安全確認の検査などの必要性を生じた) |
3a |
一過性 |
中程度 |
誤薬により簡単な処置や治療を要した |
3b |
一過性 |
高度 |
誤薬により濃厚な処置や治療を要した(バイタルサインの高度変化、入院日数の延長、外来患者の入院など) |
4 |
永続的 |
軽度~高度 |
誤薬により永続的な障害や後遺症が残存した(有意な機能障害は伴わない場合、伴う場合の両者を含む) |
5 |
死亡 |
|
誤薬により死亡した(原疾患の自然経過によるものを除く) |
褥瘡発生率 2012年~2021年
- 当院値の定義・計算方法
【褥瘡発生率】
分子:褥瘡対策室に提出された褥瘡発生報告書のd1以上の褥瘡件数
分母:毎月1日に入院している患者数-褥瘡対策室に提出された持ち込み褥瘡発生報告書の患者数
【褥瘡の深さ】
d0 |
皮膚損傷・発赤なし |
d1 |
持続する発赤 |
d2 |
真皮までの損傷 |
D3 |
皮下組織までの損傷 |
D4 |
皮下組織をこえる損傷 |
D5 |
関節腔、体腔に至る損傷 |
DU |
深さ判定が不能な場合 |