がん検診

診療・各部門

がん検診とは

 一般的な健康診断が病気を定めず身体の異常がないかを調べるのに対し、がん検診は特定の病気(臓器)に対してがんの可能性があるのかを調べる検査です。対象となる臓器により、がんのできやすい部分や特徴が異なるためそれぞれに適した検査を行います。初めに行う一次検査はスクリーニングと言い、健康な人と多少でもがんの可能性のある人とをふるい分けるための検査ですので実際にはがんでない方も含まれることがあります。この検査でがんの疑いがあるとされた場合は、本当にがんなのかを調べる精密検査を行っていきます。がんは早期発見できれば治癒の可能性も上がり費やす時間や費用も減らすことができます。早期発見と適切な治療を行うためにも定期的な検査をお勧めしています。

地域がん診療連携拠点病院である中京病院健康管理センターでは予防・早期発見の一環としてがん検診を行っています。精密検査・受診が必要な場合も対応させていただきます。

当院健康管理センターにおけるがん検診の項目

  検査項目検査方法
上部消化管 胃X線検査
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

※9倍画質のハイビジョンと特殊光観察が可能です。
ご希望の方は経鼻内視鏡が選択できます。

血液検査:血中ペプシノーゲン値
ピロリ菌検査:尿素呼気試験
下部消化管 便潜血反応(大腸がんスクリーニング検査)
大腸CT検査
上腹部全般 上腹部超音波検査
血液検査:ウイルス性肝炎抗原抗体検査
血液検査:腫瘍マーカー(AFP、CEA、CA19-9)
子宮 内診、子宮頸部細胞診、HPV検査
経腟エコー検査
血液検査:腫瘍マーカー(CA125)
乳房 マンモグラフィ、乳腺超音波検査
前立腺 血液検査:腫瘍マーカー(PSA)
胸部X線検査、胸部CT検査、喀痰細胞診

当院健康管理センターにおけるがん検診の特徴

マンモグラフィ

当院はマンモグラフィ検診精度管理中央委員会認定施設です。 専門女性技師(マンモグラフィ検診精度管理中央委員会認定技師)専門医(マンモグラフィ検診精度管理中央委員会認定読影医)が対応します。乳腺超音波検査と併用された検診も選択できます。

がん検診01

 

乳房を薄く均等に広げ挟みながら圧迫し、上下方向からまたは左右方向から撮影します。こうすることにより少ない放射線量で撮影を行い、微細石灰化、腫瘤影など微細な変化をとらえることができます。

 

☆マンモグラフィ検診認定施設です
★マンモグラフィ検診精度管理中央委員会認定放射線技師
★日本超音波医学会認定超音波検査士

 

ハイビジョン内視鏡

高画質のハイビジョン画像と狭帯域光観察(NBI)が可能です。

 

胸部CT(肺がん検診)

胸部CTは、微量の放射線を使って胸部の断面を撮影します。
胸部X線写真ではみつけにくい心臓や血管に隠れた肺がんや小さながんを発見するのにも有用です。撮影自体は10秒程度で終わります。
当院ではマルチスライスCT装置を使用して短時間で精細な検査をおこなっています。

大腸CT検査(大腸がん検診)

大腸CTは検査前日から検査食と下剤を服用し大腸の中を空っぽに近い状態にします。検査当日は肛門から大腸へ炭酸ガスを注入したうえでCT撮影をします。その後画像処理を行い、まるで大腸をカメラでのぞいているような画像を作り出し解析します。

お問い合わせ

一般的な健診や各種検診の問い合わせ、申し込みは
中京病院健康管理センターまで電話

      052-691-7151(代) 内線6101
      052-688-7310(直通)
      月~金 13:30~16:30(祝祭日除く)