脳神経外科 下垂体腫瘍

診療・各部門

下垂体腫瘍の手術

  ひと昔前には大きな皮膚切開、大きな頭蓋骨切開を行わなくては到達できない脳の深部に対しても、神経内視鏡を用いることで、小さな皮膚切開のもと、手術を可能とします。

 当院では神経内視鏡を用いた手術を積極的に行っております。

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 この技術を応用して下垂体腺腫を始めとしてラトケのう胞や頭蓋咽頭腫といった下垂体部に発生する腫瘍の摘出を行っています。正常な下垂体からは、人間のホメオスタシス(体温や血糖、免疫を一定に保つ作用)を維持するためのホルモンが分泌されます。

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 その周囲に大きな腫瘍ができてしまうと、下垂体の機能を低下させるのみではなく、周囲の神経(視神経や目玉を動かす神経)を圧迫し、視力低下や複視といった症状を引き起こします。

 この腫瘍に対して頭を切ることなく鼻の孔に神経内視鏡を進めていき腫瘍摘出を行います。さらにはニューロナビゲーションシステムや神経モニタリングを同時に駆使することで正常脳組織や神経の安全性を担保しながら、正確かつスピーディーな手術を行うことが可能です。

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 上は、実際の手術中の写真です。片側の鼻に内視鏡や、手術道具を入れて腫瘍に到達していきます。神経内視鏡で得られた術野映像を高画質なモニターを見ながら手術を進めていきます。

★このような症状のある方は受診をお薦めします。

・視力が悪くなった。視界が狭くなった。

・物が二重に見える。

・疲れやすい。

・月経不順

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