診療・各部門
熱傷センターの歴史(クリックでページに飛びます)
看護師の役割
熱傷治療における看護師の役割として、大きく分けて超急性期の呼吸・循環動態の管理、日常生活を見据えた看護、精神面のサポートの3つがあります。
超急性期の呼吸・循環動態の管理
熱傷治療ではフェーズに分かれ、呼吸・循環動態を注意し観察し管理を行います。救急医療の基本としての呼吸・循環動態の管理を熱傷の病態を通し、深く学んでいくことができます。
日常生活を見据えた看護
日々患者さんは疼痛と共に生活しています。疼痛は患者さんの経過、状況に応じ様々でそれに合わせた介入を行わなくてはなりません。
術後植皮部は上皮化するにつれ、患者さんが運動しなければ関節が拘縮し、皮膚がつっぱり様々な機能低下をきたします。熱傷の術後はただ手術が終わったから治るというわけではありません。
手術が無事終わってからが患者さんの日常生活を見据え、看護師としての力を最大限発揮していくことが求められます。
精神面のサポート
熱傷の受傷起点は火災、薬品、電撃傷、自傷などと様々です。受傷に伴い精神的な介入を要することも少なくありません。また、もとのように生活が送れるのか、今後自分はどうなっていくのだろうといった不安も表出されることもあります。
そのため、日々の観察、患者さんとの関わりの中で、看護師は的確にくみ取っていけるよう注意していく必要があります。
携わる職種
携わる職種は様々で、医師、看護師をはじめ全ての職種で協働し患者さんを支援します。