がん診療センター

診療・各部門

がん診療センターについて

 がん診療センターは地域がん診療連携拠点病院に認可されたことを受け、2007年に設立されました。当院はがん診療だけを扱う専門医療機関とは異なり、地域医療の中核を担う総合病院として、各診療科のがん診療はもとより、多くのがん以外の疾患や救急医療にも幅広く対応しています。このような総合病院の中にあって、がん診療をもっと有機的に統合して行っていけないか・・・という思いが当センターの活動の源になっています。
 センターの陣容は血液・腫瘍内科、呼吸器内科、消化器内科、外科、泌尿器科、薬剤部、検査室、化学療法室、緩和ケアチーム、地域連携室、診療情報管理室からの医師、看護師、薬剤師、技師など多職種で構成されており、がんを扱う各診療科の枠を超えたがん診療の充実、地域におけるがん診療を充実させるための連携医との共同診療、患者相談窓口の充実と地域住民の啓発活動などを行うため、以下の企画、運営を行っています。

がん相談窓口

 がん診療に関するあらゆる疑問や悩みにお答するため、専門のスタッフが時間をかけて対応しています。ここで得られたがん診療の問題点は当センターで検討し、より良いがん診療のための対策を講じます。
がん相談支援センター(ひまわり)について

がんサロン

 がん患者さんやご家族の皆様が、お互いの悩みや不安を話し合う場として、年6回開催しています。予約や参加費は必要ありません。お気軽にご参加ください。
日時:奇数月 第一木曜日 14:00~15:00
会場:健康管理センター2階食堂
お問い合わせ先:がん相談支援センターひまわり 052-691-7151(内線5613)

市民公開講座

年に1回、当院が主催するもので、がん診療に関するさまざまな話題について各分野の講師をお招きして開催されます。

がん地域連携パス

 当院で手術された患者さんたちが安心して術後のフォローアップを受けられるように開発されたものが、がん地域連携パスです。現在では5大がんと言われる胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝臓がんについて愛知県統一の連携パスが整備されています。
がん地域連携パスについては、愛知県がん診療連携協議会 地域連携パス部会のホームページをご覧下さい。

化学療法部会

 院内で採用される抗がん剤治療の方法について検討する場です。多くの抗がん剤治療が提唱される中で、本当に効果が期待できる方法なのか、安全性はどうかなどを吟味し、院内の抗がん剤治療を一括管理する重要な会議です。

キャンサーボード

診断や治療方針に難渋する症例などを多科の医師、看護師、薬剤師をはじめとする多職種で検討します。基本的に水曜日の午後行っております。

緩和ケア講習会

 年に1-2回当院が主催する医師向けの講習会です。今後は、病院のみならず在宅を含めて多種多様な療養場所で緩和医療が必要になると考えられています。このため「いつでも、どこでも緩和医療」という趣旨で、すべての医師に緩和ケアのノウハウを学んでもらうために開催されます。

がん登録

当院でのがん種別の患者数を登録し国へ報告することで、全国のがん動向の把握に貢献しています。

がん治療に伴う患者さんへのサポート体制

小児・AYA世代のがん患者さんの対応について

がん治療による外見(アピアランス)の変化への支援